アジア防災センターが取り組む氷河湖決壊洪水(GLOF)対策パイロットプロジェクトの一環として、2012年2月24-25日にブータンのプナカで防災ワークショップ(「イザ!カエルキャラバン!」を含む)を実施しました。ブータンの災害管理局(DDM)をカウンターパートナーとして、アジア防災センターと一緒に、ブータンのプナカ市でワークショップを行いました。
1日目となる24日はプナカの電気工学高校の学生20名を対象に、午前は「東日本大震災について」「地震発生のメカニズム」などの講義を、午後は「イザ!カエルキャラバン!」の事前研修を、一日かけてしっかりとレクチャー。
2日目となる翌25日には、地元小中学校の校庭で「イザ!カエルキャラバン!(スタンプラリーVer)」を実施しました。前日に研修を受けた高校生たちがファシリテーターとなり、小中学生約250名に対して防災のワークショップを実践しました。
ブータンの防災担当であるDDMからは、プナカだけでなく全国で展開していきたいとの要望があげられ、今後も継続してブータンで活動を広げていけるようにワークショップツールとマニュアルブックを提供しました。今後のブータンの防災力強化に期待するとともに、継続的な支援をしていきたいと思います。
地元高校生に対する事前研修会(2012年2月24日)
「イザ!カエルキャラバン!」の開発経緯を始め、インドネシアや中米などでの海外展開について説明。そして翌日の本番に向けて、各防災体験プログラムを実施するためのノウハウを、ひとつひとつしっかりとレクチャーしました。

紙食器づくり

ジャッキアップゲーム

バケツリレー

記念撮影
地元の小中学校での本番(2012年2月25日)
まず学校の講堂を使って「東日本大震災」や「地震のメカニズム」について講義を行いました。その後、校庭で「イザ!カエルキャラバン!」を実施しました。かえっこバザールは実施せず、参加する生徒をチームに分け、各防災体験プログラムをまわってもらい、スタンプを集めていくというスタンプラリー形式で行いました。

アジア防災センター職員による講義の様子

持ち出し品なあに?クイズ

毛布担架

応急手当ワークショップ

バケツリレー

ジャッキアップゲーム

なまずの学校

スタンプラリーの様子

小さな子どもたちも手伝ってくれました!