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イザ!カエルキャラバン!
イザ!カエルキャラバン!について
防災体験プログラム
開催報告

カエルドキュメント展

やっとやっと報告します。

とっても遅くなってごめんなさい。

今年4月から行ってきたカエルキャラバンのかえっこバザール、いざ!カエルキャンプ!そして、震災時に残された手記の手記の変換プロジェクトの展示会が11月12日~20日まで行われました。

≪神戸カエルキャラバン2005ドキュメント展示会≫
2005年の4月30日~9月18日に神戸市内7ヶ所で行われた「かえっこバザール震災10年バージョン」と1泊2日の宿泊を伴う「いざ!カエルキャンプ!」の2つのタイプの防災訓練プログラムでの記録の展示を行いました。
どのようにして各防災ワークショップが生まれたかなどの説明パネルや開催中の写真、実際に使った道具などを展示を行いました。




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展示には防災ワークショップの展示、サバイバルハウスの再現も行いました。

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また日曜日には時間限定で防災ワークショップを行い、カエルポイントをゲットでき、それをおもちゃと交換できるバンクも設置しました。
やっぱり子どもはおもちゃにくぎずけ。
どんななかからでも、すてきなおもちゃを探しだす天才・・・。

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いざ!カエルキャンプ!で大活躍した水消火器で的あてのカエルの的です。


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地震がおこったらなにを持ち出したらいいの?ということをわかりやすく教えてくれるおたま劇場再公演です。


≪次世代へ伝えたい震災の記憶展≫

震災10年という一つの区切りの中で、震災の記憶、記録を次の世代を担う子どもたちに伝えていために映像では伝わらない震災時に起こったさまざまな「物語」が書かれた体験手記を子供たちが読みやすく、受け入れやすい形に変換することを目的としたプロジェクトです。
学生ボランティアスタッフや変換記録作業参加クリエイターが参加し、震災時に残された数多くの体験手記を読み、メッセージ性が強く、未来への希望を感じさせてくれる作品を選びました。
そのそれぞれが選んだ作品を子供たちに伝えやすい形に変換しできた10個の作品の展示をおこないました。


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『路地裏に綴るこえ』
長田区で生まれ育った美術家・佐野由美さんによる長田の震災前後の風景を描いたスケッチ集で描かれている震災以前、震災当時、そして復興期の長田の街や人の様子を、作品のタイトルにもなっている「路地」 をテーマに立体化した作品です。


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『明日への記憶』
1999年から2005年までの7年間にわたって公募を行い、全国からの1000を超える作品の中から選ばれた1・17の記憶を伝える詩集「明日への記録~1.17のために~」の中から20の詩を選び出し、それぞれの詩の中で心に響いたセンテンスを抜き出して、そのセンテンスを浮かび上がらせた映像です。



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『命ある限り』
震災に遇い、不運にも夫を亡くされた安藤衣子さんが毎年、震災の日である「1月17日」にあわせて書き残してきた10年間分の思いのつまった手記を今は亡き夫への手紙のような文体(呼びかけ的な表現)に変換し、その文に横浜の若手イラストレーター加藤朋子さんが挿絵を添えた絵本作品です。


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その他、変換された手記は全部で10作品です。
手記の変換はカエルキャラバンと同時に1月から始まりました。
阪神大震災時の残された手記を読むのから始まり、語り部さんにお話しをきいたり、クリエーターさんのかたや作者のかたにお会いしたり・・・と11月この展示会までさまざまな出来事や工夫、苦労などがあってやっとできた作品たちです。
今回は1週間の展示ということでいろいろな方に見てもらいましたが、震災をしらない子どもたち、子どもたち以外でもたくさんのひとへもっともっと伝えていきたいなぁと思いました。
by kaerulab | 2005-12-23 18:02 | 2005年度プロジェクト
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