10月14日-15日新潟県川口町で'06かわぐち体験防災キャンプが行われました。一日目はキッズ・トライキャンプが行われ、木沢集落を舞台に参加親子がさまざまなミッション(借り物競争、おじいちゃん・おばあちゃんから地震のときのお話やお祭りの話を聞きました。)をクリアし、集められた野菜を使って自分達で献立を考えて夕食を作りました。夜は2年前に実際に避難所として使われた旧小学校で宿泊しました。
二日目の午後からは、イザ!カエルキャラバン!inかわぐちが行われました。訪れた親子はおもちゃの交換会「かえっこバザール」でお目当てのおもちゃを探し、防災の知識や新潟のたくましいお話が登場するパペット劇場や水消火器ワークショップ、バケツリレーなどの防災ワークショップを楽しみながら体験しポイントをたくさんあつめました。最後に集めたポイントでおもちゃのオークションに参加しました。
※当日の記録写真が届きました。随時アップしていきます。(写真すべて:伊東俊介写真事務所)
キッズトライキャンプが震央地からスタート。

震源地の畑から「震央米」が子どもたちの手によって収穫されました。

旧木沢小学校に移動し、ミッションスタート。突然地震が起きたという設定で、どのように行動するべきか正確な情報を入手しようとラジオに聞き入る参加親子。

班ごとに木沢集落のお家へ移動。お話を聞きにいく指令が出されました。

おじいちゃんから、2年前の地震の時のお話や、歴史、お祭り、この地域にまつわる伝説のお話などをお聞きしました。

お話を聞いた後、いろんな野菜を頂く(借り物競争)指令が出されました。


いろんなお家の畑から持ち寄った野菜で炊き出しが行われました。各班得意料理や創作料理など、自由な献立がたくさん生まれました。




班毎に献立の発表が行われつつ、夕食を体育館で頂きました。
その後、今日のミッションの成果発表が行われました。班ごとに借り物競争中の写真が映し出され、どんな話を聞いてきたのかなどを発表しあいました。


この日は体育館で就寝。
翌日、早朝から山に登りました。山頂からの朝焼けの美しい山々に感動しました。
歩きながらも地元の方との交流が生まれ、いろんな話をしました。

朝食は集落の方々が作った、とてもおいしいけんちん汁を頂きました。


子どもたちはミッション修了証をもらい、最後に全員で集合写真を撮りました。

15日午後からはすぱーく川口(人工芝のゲートボール場)にてイザ!カエルキャラバン!がおこなわれました。
おもちゃをポイントに交換する子ども。

おもちゃのショップで遊ぶ子ども。

開会式。地元の方のホルンによる開会の演奏。

一つ目の全体ワークショップ「防災体操」。今回はかわぐち町を表現した、Kマークや力強いジャンプが取り入れられました。

対決!バケツリレーの様子。水槽に早く水を溜めてカエルちゃんのシルエットを浮かび上がらせた方が勝ち。

かえっこバザールの会場の様子。


各ワークショップの紹介。
「地震のイメージを絵で描こう」

「持ち出し品なぁに?クイズ」

ジャッキアップゲーム「子ガエルちゃん救出大作戦」

パペット人形劇「おたま劇場」 新潟県中越地震でのたくましい生活のお話からストーリーを新たに考えました。

人気プログラム「水消火器で的あてゲーム」 今回は実際にこの地域で山火事の時などに使用されている背負い型の水消火器を使用しました。

シェルターワークショップ

毛布で担架タイムトライアル

地元の方のワークショップコーナー

川口町の名物がならんだコーナー

おもちゃが会場いっぱいに並んでいる様子。

最後はお待ちかねのかえっこオークション!藤浩志氏による白熱したオークションが繰り広げられました。

今回初めて中越で行われたイザ!カエルキャラバン!阪神・淡路大震災の教訓を発信すべくたくさんのスタッフの協力を得て新潟に向かいました。しかし、川口町では逆にたくさんのことを学んでカエってきた気がします。みんな顔見知りで仲が良いこと、みんなで協力してイベントを企画されていたこと、そしてたくましい生活にふれることができたカエルキャラバンでした!!